育児・子育て

子育て(育児)不安三人目の教育・進路や住まいについて

1人目や2人目の時と比べて
3人目を産むのは、覚悟が要りますね。
 
 
計画出産、予定外出産もしくは、
欲しいけど生活が不安で夫婦で話し合いの結果
諦める場合と各家庭いろいろあると思います。
 
 
我が家の場合は、
3人目は予定外でした。
 
 
後々の教育費を想定して
子供は2人で止めておくつもりでした。
 
 
産婦人科で妊娠を聞かされた時、
”やっぱり、こうなってしまったかと思いました。
 
 
なんとなく、子供の頃から、
子供を産むなら3人とずっと思い描いていました。
 
 
私自身が4人兄弟の長女でもあったので、
子沢山の賑やかな家庭が理想でした。
 
 
主人に妊娠を告げると彼も子供好きだったので、
2人とも産む意外の選択肢はありませんでした。
 
 
当時、主人は自営業で、ときどき資金繰りが回らず、
義父に援助をお願いしたりしていて、
余裕のない生活でした。
 
 
今から考えると、かなり無計画な夫婦です。
 
 

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子育て(育児)不安三人目の教育・進路や住まい
家探しについて

 
当時住んでいたのは、2DKのアパート。
 
 
最低限の家具とオモチャ箱を置いたらで、
布団を敷くスペースがやっと残るだけ。
 
 
3人目の妊娠前から、
上の子が小学校に入学する前に、

もっと広い所に引っ越しを考えていたので、
まずは家探しでした。
 
 
主人が自営業でなので、
賃貸契約が通りにいけど、

出来れば田舎なので贅沢を言わなければ、
一軒屋も選択肢に入りました。
 
 
半年がかりで妊娠8カ月の時に、
ようやく築30年の5Kの
古い一軒屋に決まりました。
 
 
しばらく空き家状態で、
最初に案内された時は、

庭の木が伸び放題で玄関には
蜘蛛の巣が張っていて
お化け屋敷のようでした。
 
 
それでも、3人に個室が
与えられるのが嬉しかったのを覚えています。
(さすがに入居時には、
いくらかリフォームされて、庭もスッキリしていました)
 
 
住宅地に立っていて
車の通りが少ないのが
一番気に入っていました。
 
 
5歳の長男は補助輪付きの自転車を
買ってもらって大喜び。
 
 
子供の足でも徒歩5分の所に団地があって、
そこの公園には歳が近い子が
沢山遊んでいて助かりました。。
 
 
 

子育て(育児)不安三人目の教育・進路や住まい
3人目誕生

 
3番目の子は女の子でした。
 
 
長男次男に続いての初めての女の子です。
 
 
主人の両親は1人目から
女の子を待望していたので大喜びです。
 
 

私自身も、一度は諦めていた女の子なので、
嫁の役目を果たせた安堵感もあって、

初めて抱いた時は、
とても自分を誇らしく思いました。
 
 
意外にも長男の赤ん坊を
あやすのが上手いのにビックリ。
 
 
生後3カ月の頃、
娘の肌が弱いのが気になって
行きつけの小児科でアレルギー検査を受けることに。
 
 
牛肉、豚肉、鳥肉、卵、牛乳、
小麦粉と多くの項目で引っかかってしまいました。
 
 
当時は母乳で育てていたので、
私の食事が制限されて、

何を食べて良いのかわからず
体重が2カ月で7キロも減ってしまいました。
 
 
娘はアトピーで眠れず、
毎晩よく泣きました。
 
 
少しでも掻きむしるのを防ぐ為に
5歳のまで眠る時は
包帯を巻いて寝かせていました。
 
 
口づてに聞いた、
アトピーの子供も使えると言う通販の
入浴セットを使った所、

ピタリと肌の乾燥が少なくなり
病院の塗り薬を塗っただけで夜も眠れるようになりました。
 
 

実は上の子2人もアレルギー体質で、
季節の変わり目は喘息の発作で悩まされていました。
 
 
普段からステロイドの薬を
毎食後に飲ませなければ行けない状態でした。
 
 
2週間おきに山のように薬をもらって、
せっせと飲ませる日々。
 
 
夜中に発作が始まって
深夜に車で病院に連れて行き、

点滴をつけたまま一週間入院なんてこともあり、
子育てで一番つらい時期でもありました。
 
 
 

子育て(育児)不安三人目の教育・進路や住まい
我が家の教育について

 
小学校に通うようになっても
上の2人は一週間くらい休むことはそっちゅうで、
授業はあまり面白くなかった思います。
 
 
末っ子の娘も気が進まない事を
強要されるとストレスで全身が痒くなる様子でした。
 
 
私が学校の成績に無頓着なこともあって、
3人共、見事に小学生の下級生の時から、
成績はかんばしくありませんでした。
 
 
家で付きっきりで教えれば、
なんとか遅れずに付いていくこともできたのでしょうが、
3人そろって体質が弱かったのを幸いに
私は競争という言葉を家の中から排除しました。
 
 
その代わり、事あるごとに親ばか丸出しで、
子供達を賢い賢いと褒めました。
 
 
テストの点数が100点中の一桁でも、
”あんたが本気で勉強したら
こんなもんじゃないはずだ”と言う始末です。
 
 
習い事は、身体を鍛える為に週に1回、
スイミングスクールに行かせていました。
 
 
中学生になるとさすがに喘息は2人共治まり、
アトピーの娘も自分で食べ物に注意して
塗り薬も管理出来るようになりました。
 
 
少し時間の余裕が出きたので、
長いこと専業主婦だった私は取りつかれたように、
ガツガツと昼も夜も働き始めました。
 
 

本当は、最初から正社員を
粘り強く探せば良かったのですが、

履歴書の空欄もまともに埋める努力もせずに、
ただ手っ取り早く雇ってもらえる職場で
やみくもに単純作業に没頭していました。
 
 
今思うと、私も夫も組織の中で
通用する辛抱強さが欠けていて、
いくら現実的な思考を自分に突き付けてもこればかりは、
どうにもなりませんでした。
 
 
家の中は子供達の天国です。
 
 
長男次男は2人がかりで、
一家に1台のリースパソコンに張り付いて
ゲームに明け暮れ、
娘は絵が好きでイラスト描き三昧の日々でした。
 
 
でも、学校だけは、
3人ともちゃんと毎日通ってくれました。
 
 
 

子育て(育児)不安三人目の教育・進路や住まい
進路について

 
そんな子供たちを見ながら、
高校の進路は、上の2人は工業高校に、
末っ子の娘も美術系の高校を勧めました。
 
 
もちろん3人共私立高校です。
 
 
私が普通科を強く勧めれば、
多分子供達は迷う事無くそっちに通っていたでしょう。
 
 
でも、早い段階で方向性を
見極めるのが親の務めのようにその頃は思っていました。
 
 
息子達は、高校を出てすぐに就職しました。

そう仕向けたのは私です。
 
 
勉強が嫌いで学校生活に
飽き飽きしていた2人でしたから、

早めに社会に出て収入を得るのも
悪くないと気楽に考えていたはずです。
 
 
希望に胸を膨らませて
東京へと羽ばたいて行きました。
 
 
2人が社会人になってしばらくは、
今頃親を恨んでいるだろうなと、
大学に行かせてあげられなかった事を悔やみました。
 
 
どちらも残業の多い職場で、
もともとが丈夫な方ではないので、
身体を壊しはしないかと心配でした。
 
 
 

子育て(育児)不安三人目の教育・進路や住まい
社会人になった3人

 
長男次男2人とも給料面では、
不満たらたらで

会うことがあると、
お互いの状況を伝え合っていました。
 
 
同時に負けたくないと張り合う面もありました。
 
 
先に次男が中型バイクの免許をとって
兄にバイクを見せると、
長男も負けじと免許をとって
乗り回すようになりました。
 
 
長男は30歳を機に転職を試みた結果
フリーになりました。
 
 
会社務めの頃よりもやりがいがあり、
給料も増えて自由な時間が増えたとか。
 
 
次男は地元の支店に転勤が決まり、
今は我が家から会社に通いせっせと
結婚資金を貯めて婚活の準備に入っています。
 
 
末っ子の娘は、
美術系の高校を卒業した後は、
ウエブデザインの専門学校に
奨学金で進みました。
 
 
卒業時にこれまた残業の多い
職種に決まりかけたのですが、
健康を重視して在宅ワークの道を選びました。
 
 
空いた時間にツイッターでイラストを投稿し、
フォロワーを増やし続けています。
 
 
時々そちらの方からも、
仕事の依頼が来るそうです。
 
 
3人共、親の悪い所を見習って、
逞しく成長してくれました。
 
 
親の心配もしてくれる優しい子供たちです。
 
 
この先、親にできる事は、
せいぜい子供達の足を引っ張らないように、
自分達の問題は極力自分たちでなんとかしていく事です。
 
 
子供達にがっかりされて見捨てられないように、
しっかり頑張っていこうと思っています。
 
 
 

子育て(育児)不安三人目の教育・進路や住まい・最後に

 
子供に苦労をさせないで計画的に教育費を準備できて、
子供の希望をかなえてあげられる親は立派です。
 
 
子供側も出来ればそういった親を望むでしょう。
 
 
でも、子供の為に快適に走れるレールを
敷いてあげる事が親の役目だと声高々に言われると、
内心ちょっと反論したい気持でモヤモヤしてしまいます。
 
 
社会の構造上、
その基準には到底届かない親は沢山いるからです。
 
 
そんな親は、我が子が逆境に負けずに
自力で崖をよじ登っていける逞しい人物に
成長してくれるのを、
ただただ祈ることしかできません。
 
 
半ば賭けのようなものですね。
 
 
我が家の場合は、主人の実家に、
随分助けられてなんとかここまで来ることができました。
 
 
振り返ると、自分のことながら情けなく思うことばかりです。
 
 
それでも、これは全くもって親のエゴですが、
3人の子育てはそれはそれは楽しい日々でした。
 
 
大きく成長してくれてそれぞれの人生を
歩き始めている子供たちに、ただただ感謝です。
 
 






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