子育てをしていると、
なかなか疲れが取れないと
感じている方も多いと思います。
言うことを聞いてくれない、
思うように家事がはかどらないといったことで、
ついイライラして怒ってしまうこともあります。
特に子供が小さい時は、
24時間ほとんど休めない状態ですから、
疲労も溜まっていく一方です。
では、どうしたら少しでも
育児疲れを解消できるのか、
詳しく見ていきましょう。
子育て(育児)疲れの原因
子育てをしていると感じるのが、
肉体的な疲れと精神的な疲れの2つです。
肉体的な疲れの大半は睡眠不足によるものです。
特に、産まれたばかりの赤ちゃんは、
数時間おきに授乳とオムツ替えを
繰り返さなければなりません。
ある程度まとまって寝てくれるようになっても、
寝付くまでに時間がかかったり、
夜泣きをすることもよくあることです。
さらに、食事のお世話からお風呂、
遊びの相手など全てに
手をかけてあげなければなりません。
その合間に家事をこなすとなると、
いくら時間があっても足りないといった状態です。
時には予測不能の事態がおきたりと、
どんどん睡眠時間が削られていってしまいます。
睡眠は体や脳を休めるための大切な時間です。
睡眠不足が続くと疲れやストレスが溜まり、
時には体調不良を起こすこともあります。
また、度重なるだっこや
おんぶもかなりの重労働になりますので、
肉体的疲労はさらに蓄積されていってしまいます。
肉体的な疲労が溜まると、
精神的にも大きく影響してきます。
さらに、自分の自由な時間が持てない、
夫が家事や育児に非協力的、
子供が言うことを聞いてくれないなど、
様々な精神的負担も重なってきます。
全てのことが子供を中心に
行動しなければならないので、
子育ては肉体的な疲れよりも
精神的な疲れの方が大きくなってしまうのです。
子供がいなかった時は、
自分のペースで自由なことができていたのに、
誰かのために時間を奪われることは
相当なストレスになります。
真面目な性格で、
完璧に家事も育児もこなそうとする人ほど、
一人で全てを抱えてしまう傾向があります。
育児は体力勝負でもあります。
自分自身が少しくらい体調が悪くても、
食事の世話や洗濯などどうしても
やらなければならないことは山積みです。
そうなるとどんどん疲れがたまり、
病院へ行くことにもなりかねません。
では、どうやって上手に疲れを
解消していったらよいのでしょうか。
子育て(育児)疲れの解消法
疲れを回復させるには、
肉体面と精神面の両方を
解決させなければなりません。
まずは、睡眠不足を少しでも
解消させる必要があります。
それには、家事は完璧にこなすという考えを
捨てた方が賢明です。
掃除の回数を減らす、
夕食は時々出来合いのもので済ますなど、
自分の体調を優先に
考えてもよいのではないでしょうか。
子供が寝ている時は家事もはかどるので
つい頑張ってしまいがちですが、
必要最小限に留めて、
子供に合わせて自分も寝るようにします。
こま切れになっても良いので、
なるべく睡眠時間の確保に努めましょう。
また、なかなか自分の自由な時間を
持つことは難しいですが、
好きな音楽を聴いたり、ゆっくりお風呂に入ったり、
ママ友とおしゃべりをするなど
気分転換を図りましょう。
夫や祖父母に手伝ってもらったり、
地域の子育て支援を活用するなど、
できるだけ一人になれる時間を確保します。
24時間子供とずっと一緒では、
いくら可愛くても育児疲れの解消は難しいでしょう。
肉体的にも精神的にも
ストレスのないことが重要です。
少しの時間でもリラックスできれば、
また子育ても頑張ろうと思えるのではないでしょうか。
心の持ち方の変換も大切
さらに、育児疲れを解消するには、
考え方を変える必要があります。
自分の思い通りのことをしてくれない、
そのために予定が狂ったといったこと
でイライラは募っていきます。
親が努力してもどうにもならないこともあります。
今の子供にできることは何かを等身大で考え、
無理な期待はしないことです。
子育ての分担ができている、
ストレスをできるだけ少なくできている人は、
育児疲れをそれほど感じないで済んでいます。
精神的な負担をできるだけ
減らすことは大切なことです。
ただ、それだけでは子育て自体が
楽しいと思えるまでには至りません。
子供との何気ない日常生活を
楽しもうという気持ちが大切です。
普通に遊んだり会話をすることは、
特に意識してすることではありません。
子育てしなければと思えば思うほど
辛くなっていくのではないでしょうか。
子育て(育児)疲れの解消法・まとめ
育児疲れを解消するには肉体的、
精神的負担をどれだけ
軽減できるかが重要です。
そして、子育ては辛いという感情を、
どうやって子育てを楽しもうと
変換させていけるかがポイントとなってきます。
親自身が幸せで笑顔でいれば、
子供も自然と穏やかな気持ちになります。
辛さと直面している時期は
本当に大変かもしれませんが、
毎日元気で育ってくれていることに感謝です。
今しかない時間を大切に、
楽しみながら過ごせたらいいですね。